チームワークで、
「守り」を強く。
災害復旧
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志村 光廣
- 1982年 中途入社
管理部 顧問
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大石 浩二
- 1997年 新卒入社
土木部 主任
(現在積算担当)
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杉山 哲瑠
- 協力会社
(株)杉山組社長
白鳥建設が得意とする中山間地の工事は、治山砂防などの現場が多く、防災の役割を担っています。災害時の復旧にもいち早く駆け付け、地域の生活を守るのも大切な使命です。そこで、災害に対する対応、地域への思いを、協力業者さんとともに語ってもらいました。
資機材の備え、積み重ねた経験と知識で対応
大石 災害復旧、緊急作業では迅速かつ的確な施工を求められます。台風の接近、大雨の予想など災害の発生が予想されるときは、復旧の対応体制に入ります。かなり以前のことですが、大雨により県道が通行不能になり、災害復旧に必要な資機材が調達できなかった経験から必要な建設機械の保有、資材の備蓄をし、また、燃料は自社のガソリンスタンドを維持し使用しています。
志村
安倍川上流の山間地は急峻でいて、脆い地質の山が多く、普段の作業でも土砂災害に対する安全対策が重要となります。掘削箇所が亀裂や湧水により崩壊、転石含みで不安定な状態等、常に危険が伴います。災害復旧時にも土砂崩れ箇所の復旧には気を使います。
同じ現場はありませんが、積み重ね培った経験や知識を活かして、安全に迅速に進めるよう心がけています。
大石
山間地の仕事は自然と向き合いながらになります。治山・砂防工事など保全工事も、一時的には自然を いじめるようになりますが、私たちはその影響が最小となるよう工夫します。
いろいろな建設工事があり、それぞれご苦労があると思いますが、山の仕事は天候等に影響を受けることはあっても、人為的な問題は少ないと思います。
協力会社との信頼関係を大切にする
志村 当社は、国、県、市など各発注機関と災害時の応急対応業務について協定を結んでいます。災害発生時には、各発注機関の指示に従い復旧業務に着手します。以前は大雨のたびに道路や護岸が被災して通行止めとなることが多く、そんなときに頼りになるのが地元の協力会社の皆さんです。
大石 地元の協力会社さんは創業時よりの付き合いになります。緊急時には何が必要かよく心得ていて、まず作業員の手配、資機材の準備など迅速に対応してくれます。ベテラン作業員さんからアドバイスをもらうことも、杉山組さんは相談しやすい関係です。
杉山
災害時に土砂が崩れた場合、土砂の運搬や倒木の撤去など、急に対応が必要なときに連絡をいただいています。自分たちは梅ケ島を中心に仕事をしていて、白鳥建設さんからの請負の仕事がほとんどです。そのため指示があればその現場を一旦抜けて手伝いに行くこともできますし、動ける人を探して対応する場合もあります。
梅ケ島へは一本道なので、道が通れなければ、どちらにしても現場に影響が出てしまうので、災害復旧が優先になります。
大石 私たちからすると、協力会社さんがどういう機材や資材を持っているかは、だいたい把握しています。災害が起きたときは、何が必要かをその場で判断して、協力会社さんたちに機材、資材を手配し、即作業に入ることが可能です。付き合いが濃い分、対応も早くなります。
志村 仕事を発注する側と、請け負う側の立場は違います。まず大切なのは年間を通して仕事が継続できることですが、難しいです。無理をお願いする場合もありますが、できる限り、協力会社さんの要望に応えるように努めています。各現場の担当者には、協力会社さんの事情も考慮しながら工程の調整をお願いしています。
杉山 祖父の代からの関係ですから、協力は惜しみません。白鳥建設の職員さんの中には、私が赤ん坊のときから知っている人も多いので、どこか親戚のような関係です。災害があったときは、父親が白鳥建設さんたちと現場に行って、塞がった道をすぐ直しているのを、私が子どものころから近くで見ていましたから。
大石 前、梅ケ島エリアの小さいトンネルの下側で土砂崩れが起きました。緊急事態でしたので、関連業者さんの協力も得ながら夜通し作業をして、人だけが歩いて通れる道をどうにかつくりました。安全の確保が難しく、大変な作業でしたが、地域の人の困った顔を見ると「何とかしないと」という気持ちになりますね。
地域の安全を守るために、若い新しい力を
志村 地域の安全を守るには、やはり人の力が必要です。若い人が活躍できる場なので、多くの人材に来てもらいたいですね。土木工事というのは完成までに5年程度の期間を要すこともあり、仕事が進んでいくと、こんなでかいものを自分たちでつくったという感動があり、面白みにつながります。
大石 今は、現場に出て全体を見る監督だけではなくて、いろんな職種があるのも魅力です。重機のオペレーターやトラックの運転手、また最近でいうと、ドローンの操縦やパソコンを使ったSIM制作のオペレーターとか、いろいろありますので一度見に来てもらえれば面白さがわかります。
杉山 白鳥建設さんや当社の社員の人もそうなのですが、現場では未経験者に対してまわりがサポートをしてくれます。自分も砂防の現場経験が浅く、わからないことが多いのですが、聞けば、以前の現場はこうだったとか、別のやり方があるとかの話も聞けるので、聞くだけで勉強になるし、何より面白いですね。
志村 工事を無事完成させるには、白鳥建設だけでは難しい。とにかく関連会社さんと一緒になって、コミュニケーションと信頼を深めることが安全な工事の完成につながります。地域のためにも、チームワークを高めていきたいです。
杉山 地域のためを考えたとき、この梅ケ島そのものを活性化させたい。今年で梅ケ島の小中学校が廃校になってしまいます。これからも若い人の流入が減って、高齢化が進んでいくでしょう。白鳥建設さんや当社などでは、対応しきれない部分が出てくると思います。それでも地域の声も聞きながら、市と相談して梅ケ島を守っていきたい。
志村
地域の過疎化、高齢化は深刻な課題です。若い働き手の不足は建設業全体の問題でもあり、3Kと言われた今までのイメージを払拭して、誰でも働きやすく、安定した生活ができるのが理想です。地域のニーズや期待を理解して、地域の皆さんと協力していきたいです。
安倍川上流の防災工事は、この地域だけでなく、下流域の静岡市街地を守る大切な事業であり、やりがいを感じてほしいです。
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