新しい技術は、
新しい人を育てる。
ICT活用
001
-
志村 卓哉
- 2010年 中途入社
土木部 課長
-
今永 麗子
- 2020年 中途入社
土木部 技師
-
梅島 千愛
- 2018年 中途入社
管理部 主任
建設業界では現在、競ってICT化が進められています。白鳥建設では、早くからドローンを活用するなど、新技術の導入に積極的です。そこで、白鳥建設の「スマート」担当の3人に、ICT化の実情を語ってもらいました。
山間部の現場で飛躍するドローン。
未経験者でも、活躍ができる。
今永 白鳥建設では、新技術の活用に積極的ですが、ドローンの導入のきっかけはなんだったのですか。
梅島 工事をするには、現場がどういう状態かを把握しなければなりません。全体がわかる写真があれば、それを元にデータ化することができます。ところが、山間部の災害現場などは全景を撮ることは難しく、道がないところに入り込んであらゆる場所から撮らなければならず、手間と時間がかかっていました。それまでは、危険な場所に行く必要があったのです。
志村
それが、ドローンがあれば、上空から撮影ができ、人手もいらない、危険もないということで、使いたいと思いました。会社でやれと言われたわけではなく、自分の仕事を効率的にしたかったから。それが10年ほど前で、まだそんなにドローンが普及していないころです。
難しさはなくて、はじめてでも飛ばすことができたのを覚えています。それからは、独学で学んでいき、会社に機体を購入してもらいました。会社からは、反対はありませんでしたね。いつもの「やっていいよ」という感じでした。
梅島
私がドローンをはじめて使ったのが入社2年目のとき、大谷崩の測量です。大谷崩の地形がかなり特殊で、急な斜面があったりして、ドローンの測量が適していました。それで、志村課長に、ドローンの飛ばし方から、実際にデータにして提出するまで、きっちり教えていただきました。
ドローンの操作自体はクルマの運転と一緒なので、慣れてしまえばそんなに難しさはありません。未経験者でも、女性でもできます。ゲームに慣れている若い人は、特に向いていると思います。難しいのは法律関係を覚えることと、発注者が求めているレベルのデータにするには、建設の知識を学び経験を積む必要がありますね。ドローンはあくまでもツールですから。
今永
私も志村課長と大谷崩れの測量をするとき、ドローンを使わないと正確な写真が撮れないからと必然的に習いました。志村課長はとても親切に教えてくれるので、本当に助かっています。ドローンを操作している最中に、画面が映らなくなったり、通信が切れてしまうことも。そんなときは、「課長!」と叫べば、なんとかしてくれます。
体力面での辛さは、全然ないですね。ドローンの撮影は安全性も高いですし、効率的で時短にもなります。その点で、女性だからといって不利に感じることはありません。職場にもっと女性がいてもいいと感じています。
よりスマートな建設会社へ。
完成イメージ画像、さらに動画制作も。
志村 白鳥建設がメインフィールドにしている山間地では、砂防や源流区の調査が多く、工事をするところは大体崩壊しているので、ドローンが活躍しています。ドローン測量を外注するという考えもありますが、当社の場合は内製化した方が効率的です。山は気象の変化が早く、晴れていたと思ったらあっという間に霧が出てきたりします。逆に、急に晴れることもあるので、ドローンを飛ばしたいときに飛ばせる体制が必要です。外注に依頼しても、その日に飛ばせないこともあり、コストもかかってしまいます。
今永 風が強いと、ドローンは飛ばせません。それに、一定の時間しか日が当たらない場所とかもあるので、飛ばせるタイミングが限られることもあります。現場作業が終わった後に撮りたいときもあるので、自分たちでできるメリットは大きいと思います。
志村 ドローン以外の技術の導入も積極的に行なっていて、最近取り入れたのが、レーザースキャナーです。ドローンに装備して使うのですが、写真ではわかりにくい樹木の下などのデータを取ることができます。ただ、機体の傾きとか、スピードが制限されるので、現在はどの状態で飛ばすがいいのかを調整しているところです。会社に期待されて導入したので、戦力になるよう活用したいですね。
梅島
あと、効率性を考えると、ハンディ型のレーザースキャナーもあり、今後、当社で導入を考えています。
空中からは撮れないオーバーハングしたところを測量できるのが利点です。ドローンと併用することで、確実な測量が目指せるので、よりスマートになりますね。
志村 2次元の図面から丁張り(建物の正確な位置を出す作業)を出すのは、慣れないと大変です。そこをドローン等で集めたデータを使い、3次元で感覚的にできれば、現場の調査がいらなくなりますし、若い人が現場を理解しやすくなります。
梅島 例えば、工事をはじめようとするとき、どんな砂防堰堤ができるかのイメージ図をつくると、自分だけではなく、職人さんたちへの理解度も高まります。さらに、地域の人たちへの説明会に活用すれば、説明もスムーズになりますね。そこを頑張ってつくってくれているのが、今永さんです。
今永
専用の制作ソフトを使うのですが、制作するほとんどが山間地の図面なので、サンプルモデルがありません。細かいところで調整したいのに、メーカーに問い合わせてもそれはできませんと。でも、どうしても完成イメージに近づけたいので、試行錯誤して自分で工夫しながら制作していきます。
ソフトの操作はできても、図面はやはり土木の基本を知っていないとできません。私は、建設のことは全然知らずにこの会社に入ったので、知らないことばかりです。わからないことは二人や他のスタッフに、どんどん聞くようにしています。みんな丁寧に教えてくれるので助かっています。その点で、チームワークは抜群です。
志村 今後は、動画制作のレベルを上げていきたいですね。工事の過程とか作業風景などを編集した、工事完成時に発注者へ説明するための動画です。今は写真スライドが多いのですが、動画やタイムラプス、ドローンの映像を入れたりして編集していきたい。建設といってもいろいろな仕事があるので、若い人の感性が活かすことができます。
その他のクロストークを見るCROSS TALK
CROSS TALK002
チームワークで、
「守り」を強く。
災害復旧